今日、N福祉会の理事会があった。経過報告のところで、保育園建設用地から出てきた、白色の物質についての分析結果速報を報告した。酸素、カルシウム、ケイ素が主成分で、「石灰であろう」というのがエクスラン・テクニカル・センターの報告であった。
建設中の土地の履歴を調べると、O市人権推進課が取得する前は、O市住宅公社の所有で、その前は、S川建設が材木置き場に使っていたと言われている。建設業では、このような大量の石灰を使うことはないので、O市人権推進課に所有権が移ってからのことではないかと思われた。思い当たるのが、S町内会長のやっているH工業である。Hさんは土地の管理を市から頼まれたのを良いことに、駐車場や資材置き場として私的に使っていた時期があるのだ。周辺町内会から、市の土地を私物化するのは間違っていると、苦情がO市に寄せられ私的に使うことができなくなった。
そのH工業が営業している事業のメインは舗装工事である。舗装工事は、アスファルト舗装、コンクリート舗装、土系舗装、マカダム舗装など様々あるが、一番馴染みのあるアスファルト舗装で、石灰が使われることがわかった。
アスファルト舗装と言っても、アスファルトを敷けば良いというものではなく、アスファルト道路の表面(最上層)は一層が5cm程度のアスファルト混合物の層である。その層の役割は交通荷重を分散して下層に伝達するとともに、交通荷重による流動、摩耗、ひびわれに抵抗し、平坦ですべりにくく、快適な走行が可能な路面を確保する。雨水が下部に浸透するのを防ぐ。
その下に基層と呼ばれるアスファルト混合物の層があり表層に加わる交通荷重を路盤に均一に伝達する役割を果たしている。基層(基層は省略されることもある)又は表層の下の層が上層路盤と呼ばれ、以下の手法がとられることが多い。
①粒度調整工法 ・・・・・・ 一定の粒度を持つ砕石やスラグを敷き詰める方法(材料が比較的安価)
②安定処理工法 ・・・・・・ 砕石や地域産材料などに歴青や消石灰、生石灰、セメントなどを加えて固化させ、支持力を高める方法。
上層路盤の下の層が下層路盤であり、構造は、上層路盤とほぼ同じ。厳冬期における路床の凍結融解によって表層にまで影響があると憂慮される地域では、過去観測による最低気温により、路盤の厚みが機械的に選定される。
路盤の下が路床で、表層から1mくらい下の層となる。路床は舗装と一体になって交通荷重を支持し、路床の下部にある路体に対して交通荷重をほぼ一定に分散させる。盛土区間では良質土により十分に締め固められた層が構築され、切土区間の多くでは現地盤がそのまま用いられる。軟弱地盤では、一定の厚さの地盤を良質土で置き換えたり、セメントや石灰等による安定処理工法が施される。
以上がアスファルト舗装工事の概略だが、路盤や路床工事に石灰が使われることがある。保育園新築工事中の地中から出てきた白色の物質は石灰である可能性が高いとの分析結果が出された。誰がトラック23台分もの石灰を地中に埋めていたのか、状況証拠かれみればHさんであることは明らかである。といっても、Hさんのところに文句を言っていくわけにもいかず、状況は何も変わらないのだが・・・。
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